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2回 日本リビングウィル研究会 九州地方会


開催日時:2015.9.26(土)14:00~16:30
開催場所:熊本県民交流館パレアホール 10F

プログラム
・特別講演:わが国における終末期の諸問題 ~課題と展望~
・パネルディスカッション:あなたが決める医療とケア~事前指定書はどう生かされるか

レポート

平成27年9月26日、熊本県民交流館パレアホールで第2回日本リビングウイル研究会九州地方会が開催され、約200名の参加者が集った。
第1部の特別講演は岩尾總一郎理事長による「わが国における終末期の諸問題」~課題と展望~ と題した講演で、内容は以下の通りである。わが国は超高齢者社会を迎えており、人生の最後をどこで、どのようにして終るかが大きな関心事となっている。
リビングウイルは命の遺言書ともいわれ、元気なうちに自分の最後について文書化したものであるが、国民の7割はその必要性を感じているにも関わらず、文書にしている人は僅か3%に過ぎない。
欧米では尊厳死は法定化され本人の意思が尊重されているが、法定化されていないわが国では家族の意見が強く反映され、本人の希望が叶えられないことがある。終末期医療に関しては多くのガイドラインが策定されているが、そのことを知らない医師が多く、リビングウイルの啓蒙活動ならびに法定化が必要である。グラフや動画を使いながらのとても分かりやすい説明で、聴衆は頷きながら聞き入っていた。 

第2部パネルディスカッション「あなたが決める医療とケア~事前指定書はどう生かされるか~」は日本尊厳死協会くまもと副会長 吉田仁爾さんの司会のもと、5人のパネリスト(尊厳死協会会員、がん患者、医師、看護師、弁護士)が夫々の立場から意見を述べられた。尊厳死協会会員 龍 寛さんは尊厳死協会に加入された思いについて、元陸将補 堀尾鐵三さんは、がんの宣告を受け、その時の心境と今どう思っているのかについてと、高齢の両親を看取った経験からの想い、済生会熊本病院 副看護部長の村本多江子さんから急性病院の直面する倫理的問題から思うこと、医師でもあり弁護士の藤木美才さんから事前指定書がより有効となるようにするためについて、最後に医師 田中不二穂さんは、当院における事前指定書の現状についてご講演頂いた。質疑応答では「今まさに終活をしている。死ぬ前には後の人が困らないようにどうしてほしいと残しておくべき」「人工呼吸器について、今自分は機械につながっている父の姿を見ている。自分は辛いのではないかと思うのでしたくないのが本音です。つながってしまっている父についてはどうするべきか、本人の思いが聞けないので迷う。」などの声が聴かれていた。

当日参加者に行われたアンケート調査によると、自分自身の場合には延命措置を控える傾向で、家族の場合にはどちらか決めかねて延命措置を選ぶ傾向があることがわかった。このことはリビングウイルの作成にあたってはあらかじめ家族と十分に話し合って自分の意思を明確に伝えておかないと、家族任せでは自分が望む尊厳死が達成されない結果となる可能性を示唆している。

⦿ 参加者の感想


• 皆様リビングウイルについて関心をもってほしいと思います。介護は皆おこる事です 20年後の自分ですので考えましょう。今年は楽しく学べました
• 身内に高齢者がいること、又、仕事で高齢者に関わる者として、リビングウイルに期待することと、また現実の事例を考えた時の困難さを改めて考えました。法の制定は医療側にとって必要と思いますが、国民が指定書を書くことが本当にできるかなと思いました(何回もエンディングノートを書き直す人をみているので)。家族も色々いますので啓発活動が必要と思います。
• 大変参考になりました。今後の看護に生かしていきたいと思います。
• 患者の思いとその家族の思い、特に患者自身の意志がわからない場合、治療に関して難しい判断がせまられると思います。このことを知っていたら良かったかもしれないと思いました。
• 両親共会員で子供全員に宣言書のコピーを渡してくれていました。6年前母が入院し末期の際担当医の協力もあり家族間の意志もまとまり、母の希望にそった見送りができた様に思います。本日の研修会でリビングウイルの作成の必要性を更に感じました。ありがとうございました。
• 大変勉強になりました。日本の道はまだ遠い感はあり。一般の方が普段医療の実情(気切、胃ろう状態など)を知らないことが問題であると思います。
• アドバンスケアプランニングとQOD(私はQOLの認識でしたので)について聞けて勉強になりました。QODの考え方をぜひ若い世代に伝えて行ける様にお願いしたいです。*QOD= Quality of Death QOL= Quality of Life
• 海外の例等、勉強になりました。
• LW普及は患者、医者、その他関係者の良好な相互関係確立に重要であろう。
• 熊本市では、今年度「患者の意見を尊重した人生の最終段階における医療の実現」を目指した取り組みを行っていますので、今後色々なアドバイスをいただければありがたいです。 担当課 熊本市医療政策課
• 有意義であった。会員の方の話がききたい。
• リビングウイルを希望している方が沢山います。その方達の意志を反映できる行動(報道、署名等の活動)ができればと思います。

平成27年11月12日
日本尊厳死協会くまもと 事務局 藤本真智子

 

 

 

 

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